「中央棟前セントラルパーク計画」
場所:主に上野の美校にある中央棟の屋外を再開発する工事計画
問い合わせ先は大学本部の施設課。
駐輪場を各科棟の横等に分散し、学生の交流等の多目的な空間にしようというもの。
11月15日に開催された杜の会学生委員会主催のパーティーにて発表された。
財源としては、授業料値上げ分や、キャンパス環境整備会費(2018年12月にホームページに追加されたもの。新入生の入学時納入金に含まれる。10万円の会費。)等。
2020年3月末までに駐輪場の移動工事を終えて4月以降に学生の空間を検討する予定だった。2年間の計画。
工事の入札がされなかったことにより、現在一旦再検討となっている。
◎問題点と思われること
・学費値上げ分が財源になっていること。
・屋外にテーブルや椅子を置くといったものであり、屋根や建物は作れない。(厳密には作ることは難しい。)
どれくらい有用であるか疑わしい。
・喫煙所や物々交換所がなくなったこととの流れから、ただ大学の見栄えを良くしようという発想に思われる。学生のためではないのではないか。
・駐輪場を移動する先の駐車場は減らしたり無くしたりする。
・バイクを止める場所のことは想定されていない。
詳細補足
建ぺい率というものがあり敷地面積に対して建物を建てて良い面積が決まっている。
東京近辺の国立大学の建ぺい率は凡そ60~70%
(東京医科歯科大学は80%)
藝大はその中で45%になっている。土地が上野公園となっていることが関係しているという。(とは言え公園は5%程度)
現在の藝大の建物の面積は44.2%
施設課の職員によると、20m×10mの屋根は建てられるという。
そのため、実は喫煙所も作ることは出来たのだが、建物を建てられる残り面積のことと、これからの法改正等を考慮してしなかったという。
また、建ぺい率とは別に「容積率」というものもあり、こちらは建物の屋根の面積を増やさずに、高さによって増減する比率です。
こちらは、まだ余裕があるため、例えば大学会館の増築工事はこの形で行われます。
ただし、大学における喫煙所は、他の建物と一緒にできないように政府が決定したため、建ぺい率に影響しないような形では建てられません。
ちなみに、取手の喫煙所は、上野がなくなるのに残っているのは不平等だ(?)といった判断で無くなったそうです。